配列について

配列とは?

配列(Array)とは、複数の同じデータ型の変数を1つにまとめたものです。

たくさんの変数に同じ処理をしたいという場合、配列がないとそれぞれの変数を個別に処理する必要がありますが、変数を1つにまとめることによって、まとめて同じ処理することができるのです。

配列

配列に含まれる各変数のことを「要素」と言います。さっそく配列の使い方について見て行きましょう。

配列の宣言

配列は以下のように宣言して使います。変数名の後に、カッコ()がついているのがポイントです。カッコの中には、配列に入れる要素数を指定します。

宣言時に要素数が決められない場合、宣言時に要素数を指定しないことも可能です。カッコの中に要素数を入れずに宣言します。

配列内の要素を利用する

配列内の要素を指定するには、インデックスと呼ばれる数字を使用します。一般的なものの数え方と違って、一番最初の要素をゼロ、2番めの要素を1と指定する点に注意してください。配列内の要素は、代入したり値を取り出したり、通常の変数と同じように操作することができます。

なぜ配列の要素はゼロから数えるの?

配列の要素をゼロから数えます。でもそれって何だか混乱しますね。普通に1から数えればいいじゃん?と思われたかもしれません。はい、それはもっともな疑問です。なぜ配列の要素はゼロから数えるのでしょうか?この点を理解するためには、定規をイメージしてもらえばわかりやすいでしょう。

定規

仮に配列内の要素が、1センチごとにそれぞれ保存されているとします。例えば0.0センチから1.0センチまでに1番目の要素、1.0センチから2.0センチまでの区間に2番めの要素、といった具合です。

この要素を数える場合に、先頭からの距離で数えるほうが都合がいいのです。1番目の要素は先頭からの距離がゼロなので0、2番めの要素は先頭からの距離が1なので1として数えます。

この定規の例は、コンピューターのメモリの話に置き換えてもそのまま同じです。ただメモリのことを考えると難しくなってしまうので、最初は定規のイメージで捉えるほうがいいと思います。

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