モジュールとは？
モジュール（Module）とは、VBAにおいてプログラムを管理するための一つの単位です。モジュールには、複数のプロシージャを記述することができます。言い換えれば、複数のプロシージャから構成されるのがモジュールです。
モジュールの種類
モジュールには、以下のような種類があります。
標準モジュール
標準モジュールは、プログラムを記述するのに使用するモジュールです。VBAのプログラムを作成する場合、この標準モジュールを軸にプログラムを作成していくのが基本です。マクロを作成した場合も、この標準モジュールにプログラムが記録されます。
クラスモジュール
クラスモジュールは、「クラス」と呼ばれるオブジェクトを定義するのに使用するモジュールです。クラスは少し「高度」な概念なので、項目を改めての説明が必要になってきます。クラスモジュールを使用せずに標準モジュールだけでもプログラムは作成できるので、入門時点ではクラスモジュールという名前を頭の隅にとどめておく程度で構いません。
ユーザーフォーム
ユーザーフォームは、ユーザーインターフェイスを作成するのに使用するモジュールです。ユーザーインターフェイスとは、いわゆるダイアログボックスなど値を入力したり設定したりするための画面といえばわかってもらえるのではないでしょうか。モジュールという名前はついていませんが、モジュールの一種です。
プロジェクトとは？
複数個のモジュールをまとめて管理する集合体が、プロジェクトです。ExcelやWordのファイルとプロジェクトは、1対1で対応しています。
まとめ
VBAの基本構成を図で整理してみます。
この図はあくまでも概念図です。モジュールやプロシージャは複数個作成することができます。プロジェクトはファイル1枚につき1つです。