変数のページでは、変数の役割について学びました。その変数の「種類」を示すのがデータ型です。
なおデータ型について詳しく語ろうとすると、結構マニアック?になってしまいます。ですので、ここでは大まかな内容に絞って解説しました。
プログラムを作る実用上、データ型の細かいルールについてすべてを把握しておく必要はありません。だから最初はあまり神経質になる必要はなく、全体の概要が掴めれば全然大丈夫です!
では、データ型について学んでいきましょう!
データ型とは?
データ型とは、変数の種類を示す型(タイプ)のことです。変数のページでは、変数は値を入れておく「容器」のようなものだということを学びました。
単に容器といっても、サイズや形状によって様々な種類があります。飲み物だったらペットボトル、果物なら缶詰というように、中に格納する「モノ」によって、最適な容器の種類があります。ペットボトル1つをとっても、中に入れる飲み物によってサイズや形状もバラエティに富んでいます。
何でもかんでも同じサイズの容器に入れていたら、効率がよくありません。コンピューターでも同じです。何でもかんでも同じ変数に入れていたら、メモリの使用効率がよくありません。つまり、格納するデータ(値)の違いによって最適なデータ型の変数を使おう!という概念がデータ型なのです。
よく使うデータ型
データ型にはたくさんの種類があります。ですが、全部を覚える必要はありません!実際問題、よく使われるデータ型はそんなに多くありません。最初のうちは、新しいデータ型が出てきたらその都度調べるぐらいで大丈夫です。以下に主なデータ型を表で示しました。
データ型 | 格納する値 |
---|---|
Integer | 整数 |
Long | 整数 |
Single | 浮動小数点数 |
Double | 浮動小数点数 |
Currency | 通貨 |
Date | 日付 |
Object | オブジェクト |
Variant | なんでも格納できる |